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売上100万円、入金ゼロ:一つの取引を損益・現金・売掛金で確かめる

売上を立てた月と代金を回収した月を分け、現金・売掛金・純資産のつながりを架空の取引で検算します。

公開:2026年10月13日 · 編集:ホジロブログ運営

この記事の内容
  1. 同じ取引を、三つの場所に置く
  2. 1か月目:利益40万円でも現金は60万円減る
  3. 2か月目:100万円の入金を再び売上にしない
  4. 表が合わないときに戻る順番

同じ取引を、三つの場所に置く

売上が100万円あっても、その月の入金がゼロになることはあります。利益と現金の動きは異なるという点は、米国SECの財務諸表入門でも説明されています。ここではその違いを、架空の一件だけで確かめます。日本の個別の収益認識や税務処理を判断する例ではありません。

始めに、現金100万円、負債ゼロ、純資産100万円の小さな会社を想定します。1か月目にサービスを完了して売上100万円を計上し、代金は2か月目に全額受け取るとします。同じ仕事の費用60万円は1か月目に計上・支払い済み。ほかの取引、税金、減価償却、貸倒れはない設定です。

1か月目:利益40万円でも現金は60万円減る

損益は、売上100万円-費用60万円=利益40万円です。一方、現金は入金0万円-支払い60万円=60万円の減少。月末の現金は40万円になります。

まだ受け取っていない100万円は、この設定では売掛金として残ります。

月末の項目 開始時 1か月目末
現金 100万円 40万円
売掛金 0万円 100万円
資産の合計 100万円 140万円
負債 0万円 0万円
純資産 100万円 140万円

現金は減っても、売掛金を含む資産は40万円増えています。負債が変わらない今回の設定では、利益40万円が純資産の増加とも対応します。「現金が減った」と「赤字になった」を取り違えないための確認です。

2か月目:100万円の入金を再び売上にしない

2か月目に代金を回収すると、現金は40万円から140万円へ増え、売掛金は100万円からゼロになります。資産合計は140万円のままです。1か月目に売上を計上した同じ仕事なので、回収した100万円を新しい売上としてもう一度足しません。

この月はほかに取引がないため、損益はゼロ、現金の増加は100万円です。二か月を通すと利益40万円、現金の純増も40万円で一致します。この一致は、今回、全額回収し、ほかの取引を除いた設定の結果です。実際の企業で二か月なら必ず一致するという法則ではありません。

表が合わないときに戻る順番

まず売上を計上した時点と回収日を別々に記録します。次に、月末に未回収額が残っているかを確認します。最後に、同じ入金を売上へ重ねて足していないかを見ます。日本政策金融公庫の月次資金繰り計画でも、現金売上と売掛金の現金回収は別欄になっています。

貸借の「その日の残高」と、損益・現金収支の「期間の動き」を区別しておくと、三つの表が別々の話ではなく、同じ取引を異なる角度から示していることが分かります。

参考資料

資料確認日:2026-10-12。本文の架空例・計算例・編集上の整理は、実際の調査結果や体験談と区別して示しています。

AIを調査・整理・執筆の補助に使用し、対応する資料と照合して作成しました。